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トヨエツと寺島しのぶで「愛ルケ」

映画「愛の流刑地」の鶴橋康夫監督
映画「愛の流刑地」の鶴橋康夫監督

 作家と人妻の愛と性を描いた映画「愛の流刑地」(鶴橋康夫監督、今年冬公開)のキャストが豊川悦司(44)寺島しのぶ(33)に決まり7月にクランクインすることを16日、配給の東宝が発表した。原作は作家渡辺淳一氏(72)の同名小説で「愛ルケ」読者の間では激しく官能的な性描写が話題になった。配給の東宝では「いたずらに性描写が続く映画にはしない。大人の恋愛を描く」と、成人映画のR-18指定(18歳未満入場禁止)は避けたい方針だが、鶴橋監督は「限界を描きたい。フォトジェニックなセックスシーンを撮る」と話し、R-18ギリギリの濃厚な作品になりそうだ。

 小説では中年作家・菊治は55歳の設定だが、映画では10歳ほど引き下げた。より色気を出したいというのが理由だ。鶴橋監督が「豊川さんの指は実にエロチック」と話す通り、台本にはヒロイン冬香の体を点検するように指がはうシーンもある。ほかに、冬香が体をけいれんさせて初めてのエクスタシーを喜んだり、書籍に埋もれて交わり合うなど、濃厚シーンの連続だ。

 これまで東宝ではR-18の作品はなく、同じ渡辺氏原作の「失楽園」(東映配給)はR-15だった。「愛ルケ」もR-15になる可能性が高いが、鶴橋監督は「心意気は成人映画で」と、意欲を見せている。オールヌードについては、東宝も鶴橋監督も「それを分かって2人は身を委ねてくれた」「衣服を着けていない姿が一番美しい」などと、豊川、寺島に期待している。

 豊川は「一大ブームを起こした恋愛小説の主役を頂いて大変光栄。期待を裏切らないように心を込めて演じたい」、寺島は「初めて台本を読んだ時、体の中がピンとしました。すてきな作品になると確信しています」と話している。鶴橋監督は40年以上ドラマ演出を手掛け、同作で初めてメガホンを取る。

[2006年5月17日8時22分 紙面から]

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