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「ダ・ヴィンチ」ピンチ!?カンヌ賛否両論
【カンヌ(フランス)18日=近藤由美子】17日夜(日本時間18日未明)、映画の祭典が開幕し、オープニングとして米映画「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督、日本公開20日)が特別上映された。世界的ベストセラーが原作で、カトリック教会の反発など物議を醸す話題作だけに、メーン会場が定員オーバーになり、急きょ隣接する劇場でも上映されるハプニングが起きた。
評価も真っ二つ。メーン会場では温かい拍手が起きたものの「2時間29分の上映時間は長すぎる」(メキシコ人女性)「大味な米国的娯楽作品」(カナダ人男性)など批判的意見もあった。主演の米俳優トム・ハンクス(49)ら出演者があいさつに立った劇場では、スタンディングオベーションが続いた。地元紙は5点満点で3点などまずまずの評価だったが、「エピソードを詰め込んだ長い映画。人物が非現実的」(ガーディアン紙)「楽しい読み物が重苦しい映画になった」(バラエティー誌)など厳しい論評もあった。
[2006年5月19日8時31分 紙面から]
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