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杉本彩、日米合作ホラーに警官役で出演
【カンヌ(フランス)19日=近藤由美子】セクシータレント杉本彩(37)が警察官役で出演する異色のホラー映画が世界から熱い視線を浴びている。杉本が出演したのは、ホラーの巨匠4人による日米合作オムニバス映画「トラップト・アッシュ(原題)」の第2話「日本の縛霊」。伊豆を旅行中の米国人女性が僧侶の死体を発見する物語で、杉本は怪奇現象のなぞを解こうと奮闘する。
ストーリー性が強い日本のホラーは、「Jホラー」という言葉で世界で市民権を確立しつつある。「リング」「仄暗い水の底から」「呪怨」など、ハリウッドでのリメークも相次いでいる。同作もフィルム見本市に出品され、開幕から2日間でフランス、イタリアなど欧州各国からオファーが殺到した。
杉本出演作の撮影は1月に伊豆で行われ、名作「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガム監督がメガホンを取った。杉本は「私が警官でいいんですかって確認したんです。何も見せないのに怖いホラーとエロティシズムは、すごく通じるものがあると思う」と話している。石橋凌(49)も僧侶役で出演。第3話「キューブリックの恋人」は、特別招待作品として25日に上映される。
[2006年5月20日8時44分 紙面から]
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