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オダギリ&西川監督がカンヌで会見

「ゆれる」主演のオダギリジョーと西川美和監督(撮影・近藤由美子)
「ゆれる」主演のオダギリジョーと西川美和監督(撮影・近藤由美子)

 【カンヌ(フランス)24日=近藤由美子】監督週間部門に出品された俳優オダギリジョー(30)主演作「ゆれる」(西川美和監督、7月8日公開)の公式会見が行われ、オダギリと西川監督が出席した。同映画祭への参加は、オダギリは3回目と常連だが、長編2作目の西川監督は初めて。

 西川監督は「ディスタンス」「誰も知らない」で2度コンペ部門に出品した是枝裕和監督(43)の秘蔵っ子だ。「ディスタンス」で助監督を務めたが「悲しいかな、生活のために次の現場に入ってしまい、カンヌに行けなかったんです」。それから5年。自分の作品で、カンヌデビューを果たした。

 主演のオダギリも「傑作」と断言する同作は、海外からの注目度も高い。2日間で20社以上の取材を受け、フランス、イタリアからのオファーも。西川監督は「カンヌに選ばれてきた(是枝監督)作品を見て育ったし、そのような映画祭に出られたことはうれしい。是枝監督も喜んでくれました」。オダギリが「迷いがないところがおっさん」と表現した性格とは対照的なキュートな笑顔を見せた。

[2006年5月25日8時56分 紙面から]

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