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堀北真希が魅せる情熱のタンゴ

 女優堀北真希(17)が、アルゼンチンタンゴに初挑戦する。作家よしもとばなな氏のベストセラー小説が原作の映画「アルゼンチンババア」(長尾直樹監督、来年春公開)でヒロインを演じることが7日、分かった。妻に先立たれ、街外れに住む謎の“アルゼンチンババア”と恋に落ちた男(役所広司=50)の再生の物語で、堀北は男の娘を演じる。

 見どころの1つが、堀北がクライマックスで、アルゼンチンババアを演じる鈴木京香(38)とタンゴを踊るシーン。タンゴの経験がない堀北は現在、基礎のステップから猛特訓中だ。鈴木が撮影前にアルゼンチンを訪れるなど、入念な役づくりを続けていることを知った堀北は「プレッシャーですが、足を引っ張らないようにしなくては。本番の日に向けて一生懸命頑張ります」と気を引き締める。

 7月末に撮影が始まり、タンゴのシーンは今後、撮影するが、練習で鈴木とともに踊ったところ、周囲から「形になっている」とほめられたという。「ALWAYS 三丁目の夕日」など、どちらかといえば純朴な少女のイメージが強かった堀北が“情熱的な女”をどう演じるか、注目だ。

[2006年8月8日8時55分 紙面から]

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