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黒木監督遺作、海外公開へ

 4月に脳梗塞(こうそく)のため亡くなった映画監督の黒木和雄さん(享年75)の作品が続々と海外公開で公開される。04年公開の「父と暮せば」が、アジア、中近東など10カ国以上で公開されることが12日までに決定。この日、初日を迎えた遺作「紙屋悦子の青春」もアジアを中心に海外公開に向けて準備中で、国際映画祭への出品も検討しているという。黒木監督は戦争をテーマにした作品を撮り続けてきた。生前、「父と-」の海外公開の動きを知り「世界の人々に1人でも多く見てもらえるのはうれしいこと」と喜んでいたという。

 東京・神保町の岩波ホールで行われた「紙屋-」の初日舞台あいさつには主演の原田知世(38)らが出席した。終戦直前の鹿児島を舞台に死に直面した若者を描いた。原田は「監督はどこかでご覧になって喜んで下さっているはず」と話した。ほか小林薫、永瀬正敏、本上まなみが出席。

[2006年8月13日8時6分 紙面から]

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