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松田翔太初主演「ワルボロ」でケンカづけ

 故松田優作さんの二男で俳優の松田翔太(20)が映画初主演することが15日、分かった。人気ライター、ゲッツ板谷氏(42)の自伝的青春小説を原作にした「ワルボロ」(隅田靖監督)で、ケンカづけの毎日を送る不良を演じる。

 翔太は今年公開の「陽気なギャングが地球を回す」で映画デビューしたばかり。大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市らベテラン俳優にまじって、天才スリ師を堂々と演じた。映画出演は今回が3作目だが、東映の遠藤茂行プロデューサーは「ナイーブさとやんちゃさを両方表現できる若手俳優の中でも群を抜いた存在」と起用理由を説明する。

 優作さんも「狼の紋章」(73年)で不良番長を演じて映画デビューした。そのつながりでも今回の初主演作は話題になりそうだが、翔太は「今の自分を思いっきりぶつけてみます。撮影中は叫んだり、ケンカしたり、青春したりと、まじめもルールも壊してせつな主義になろうと思います。気合が入っています」と意気込んでいる。遠藤氏も「優作さんは着る物から細かくこだわるなど、役への取り組みは本当に熱心だった。翔太さんはDNAも申し分なく、楽しみ」と期待する。

 原作「ワルボロ」(幻冬舎)は板谷氏の初の長編小説で、05年9月発行。歌手小泉今日子が新聞の書評欄で取り上げ「ワルたちの不器用で真っすぐな生き方に、何だか私も元気をもらった」と絶賛。作家よしもとばなな氏も同書の帯にコメントを寄せるなど、各方面から注目されている。漫画化も企画され、週刊ヤングジャンプで連載準備中だという。映画は9月20日から撮影。来夏公開予定。

[2006年8月16日9時22分 紙面から]

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