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怪物グエムルは竹中直人がモデルだった?!

 韓国で史上最速観客動員1000万人を突破した映画「グエムル 漢江(ハンガン)の怪物」(9月2日公開)の怪物=グエムルは、俳優竹中直人(50)がモデルだった。ポン・ジュノ監督(36)がこのほどインタビューに応じ、動きなどをヒントにしたと明かした。怪物の姿は予告編でも全ぼうを隠しているが、日本公開を直前に写真も入手した。竹中直人に、似てる?

 ポン・ジュノ監督が、映画の主役である怪物についてこだわった点の1つは「憎めない悪役」だった。市民を襲う姿は、魚が突然変異したグロテスクなものだが、単におぞましいものにはしたくなかったという。「ソン・ガンホたち、怪物と戦う家族がちょっと間抜けな一家。そんな一家に逆襲されて、逃げる必要なんてないのにあわてて逃げて転んでしまったりする。ちょっとかわいげのある部分を表現したかったんです」と話す。

 そこで、動きのヒントになったのが、竹中や、俳優スティーブ・ブシェミ、ジャック・ブラック、オ・ダルスら日米韓の俳優だった。それぞれ悪役もコメディーもでき、どこか憎めない印象を与える。ポン・ジュノ監督は「直接、顔を似せたわけではないですが、動き方など『例えば誰みたいに』という話が出たときに、彼らの名前が挙がった」と打ち明けた。

 韓国では、怪物の姿を公開まで徹底的に隠した。先入観を与えず、大きなスクリーンで初めて見てほしかったからだという。「試写室で前の席の人が、口をポカンと開けていたのを見て『やった』と思いました」と作戦成功にうれしそうだった。同作はカンヌ国際映画祭などで絶賛され、韓国では16日の公開から2日目で1000万人を動員。大台突破は「王の男」「ブラザーフッド」「シルミド」に続いて4作目で、「王-」の最多動員1230万人を抜くのも確実だ。【小林千穂】

[2006年8月23日8時24分 紙面から]

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