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葉月ビューティフル、幽霊役に称賛の声

 【ベネチア(イタリア)4日=小林千穂】3年ぶりに映画出演した葉月里緒奈(31)が、ホラー「叫」(黒沢清監督、来年公開)のベネチア映画祭公式上映に出席した。初めて海外映画祭に出席した葉月は「感性の違いが分かって良かった。まずは言葉を勉強して海外の作品にも出てみたいです」と今後の女優活動に意欲を見せた。

 劇中で真っ赤なワンピース姿の幽霊を演じた葉月は、役をイメージし、赤の手袋と靴でレッドカーペットを歩いた。欧州の映画祭で常連の黒沢監督作品ということもあり、深夜0時半開始の上映だったが7割近く席が埋まり、異例の盛況。2時半すぎの終了まで退出者はほとんどおらず、好感触だった。出ずっぱりの葉月は強く印象付けられたようで、海外映画関係者から「ビューティフルだったよ」と話しかけられる場面も。葉月は「遅い時間までたくさんの人が残ってくださってうれしかった」と話した。

 観客の反応や笑いのツボの違いには驚いた。作品冒頭で刑事役を演じた役所広司が地震で目を覚ますが、地震がほとんどない当地では珍しかったようで、笑いが起きた。何度か「ちゃんと怖がらせてるのかな」と思ったそうだが、クライマックスの恐怖シーンで拍手も起き「(怖がらせて)気持ちよかったです」と満足そうだった。

 17歳の時から1日1本見る映画好きというだけに、いい刺激になった。「あまり見てこなかった日本作品もたくさん見たい」と映画の魅力を再確認した。女優活動を本格再開したばかりだが、もうすぐ2歳になる娘の母親の顔ものぞかせ「お人形さんを買いました」と公私ともに充実した表情だった。

[2006年9月5日8時11分 紙面から]

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