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あやや主演映画初日、共演陣絶賛の存在感

ヨーヨーをかたどったケーキを前に笑顔を見せる松浦亜弥(中央)ら出演者たち
ヨーヨーをかたどったケーキを前に笑顔を見せる松浦亜弥(中央)ら出演者たち

 ベテラン長門裕之(72)は「得るものはないかも」とまで言った。それでも、共演陣は「あややを見ろ!」と力を込めた。9月30日、松浦亜弥(20)の初主演映画「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」が初日を迎えた。同時に若手演技派女優と呼ばれる実績も人気もある3人の作品も公開された。3人が女優として獲得したタイトルは20冠。あやや演じる麻宮サキはいきなり強敵を迎えたが、舞台あいさつの妙な熱気はNO・1だった。

 長沢まさみ(19)沢尻エリカ(20)多部未華子(17)のデビュー以来20冠を獲得する若手演技派は、昼のうちに都心で舞台あいさつを済ませたが、人気ドラマシリーズから約20年ぶりに復活した「スケバン刑事」は夕闇迫る神奈川・川崎に現れた。チネチッタ川崎の舞台に立った松浦は「あややは捨てて麻宮サキを演じました」と初主演の演技を振り返った。

 85年にスタートした初代「スケバン刑事」から出演している長門は「あややを見てりゃいい。ほかはいらないんだよ。感動しました。役にハマる松浦亜弥がシリーズ化すればいい」。褒めるうちに「得るものはないかもしれないけどね」と、笑わせた。本音かも知れない。セーラー服の少女が、ヨーヨーで悪を退治する、あり得ない物語に理屈はいらないのだ。

 渋さが売りの竹内力(42)も「松浦さんと共演するのが本当に楽しみで、変な気分になったというか…、変に興奮しました! 皆さんと一緒です」と告白。窪塚俊介(24)も、あややを指して「みんなの視線が完全にこっち。『あややに何してんだよ』というシーンはないので安心してください」と、敵役ながら完敗してしまった。深作健太監督(34)まで「亜弥ちゃんが全身全霊頑張ってます」と、自分の作品より、ルーキー女優をPRした。

 長門から襲名祝いに、ヨーヨー形の巨大ケーキまで贈られたあややだが、4代目がシリーズ化されたら出たいか、と質問されると「スケジュールが本当にタイトだったんで…。もう少しゆとりがあるといいなと思います。ね、監督さん」。社交辞令でも「ぜひ出たいです」なんて言わないあたり、やはりただ者じゃなかった。

[2006年10月1日10時5分 紙面から]

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