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興収50億突破へ「硫黄島からの手紙」公開
- 映画「硫黄島からの手紙」の舞台あいさつに登場する渡辺謙(撮影・橘信男)
クリント・イーストウッド監督(76)の連作映画第2弾「硫黄島からの手紙」が9日、初日を迎え、全国400スクリーンで公開された。配給関係者によると、各地で満員の観客動員は、先に公開の連作第1弾「父親たちの星条旗」の約3倍。「父親-」の興収が現在15億円で、「『硫黄島-』の興収50億円突破は確実」と見ている。
この日は、東京・丸の内ピカデリーで、渡辺謙(47)二宮和也(23)伊原剛志(43)加瀬亮(32)らが、舞台あいさつ。渡辺は、当初のタイトル「RED SUN,BLACK SAND」から、現在の「硫黄島-」に変更された経緯を明かし「(日本軍がほぼ壊滅した)硫黄島の戦いでは、生存者は少なく、兵士が残した手紙だけが唯一の情報だった。そういう意味で(現行のタイトルに)なるしかなかった」と説明した。
[2006年12月10日9時28分 紙面から]
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