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昭和の名曲をモチーフに12本の短編映画

 昭和を代表する歌謡曲12曲をモチーフにした映画「歌謡曲だよ、人生は」が製作されることが30日、分かった。11人の監督がそれぞれ独自の解釈で撮り下ろした短編映画12本で構成する作品。タレントとしても活躍する漫画家蛭子能収さん(59)が劇場版映画を初監督。妻夫木聡(26)が出世作「ウォーターボーイズ」の矢口史靖監督(39)と再び組むなど、話題満載だ。5月公開予定。

 同映画は、事前に厳選された50曲の歌謡曲の中から、新進気鋭からベテランまでの監督11人が気に入った楽曲をピックアップ。タイトルや詞の内容にこだわらず、それぞれ自由な解釈で10分前後の短編映画に仕立てた。

 アルタミラピクチャーズの桝井省志プロデューサーは「埋もれてしまいそうな名曲を、新しいものとしてよみがえらせたかった」と企画意図を説明。「単に歌謡曲に思い入れがある世代が懐かしむだけでなく、新しいものとして若い人たちにも見てもらえれば」と話した。

 個性豊かな監督、キャストが顔をそろえた。蛭子さんが劇場映画を初めて撮る。作品はバイオレンスコメディー。「カラオケのバックスクリーンの映像になっているかもしれませんが」と戸惑いながらも「10人程度の監督がまとめて評価されると思っています。だからうれしさも責任感も10分の1かな? 1人で1時間半くらいの映画を作るのが夢です」。

 また、妻夫木主演のラブストーリー「逢いたくて逢いたくて」も注目作。矢口監督は「ウォーターボーイズ」(01年)の主演に妻夫木を抜てきし、若手スターに押し上げた手腕を持つ。約6年ぶりにコンビを組むが「妻夫木くんは人気も出てあのころとは生活も一変しただろうに、本人はいい意味でまったく変わっていなかった。永遠の青春野郎です」。短編とはいえ、「スウィングガールズ」以来の新作映画になる。

 そのほか、宮史郎(64)が「宮史郎とぴんからトリオ」として400万枚以上を売り上げたヒット曲「女のみち」で映画初出演を果たした。

[2007年1月31日7時32分 紙面から]

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