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菊地凛子のライバル15冠女優来日へ

 日本人として49年ぶりオスカーを狙う菊地凛子(26)の最大のライバルが来日する。米映画「ドリームガールズ」(17日公開)でアカデミー助演女優賞にノミネートされた女優ジェニファー・ハドソン(25)が、PRのため13日に初来日することが3日、分かった。菊地同様、世界的には無名の新人だが、米人気オーディション番組出身で国内での認知度は抜群。アカデミー賞でも本命視されている。

 主演のビヨンセと激しく対立する歌手を演じたハドソンは、アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞をはじめ、これまでに15冠を獲得した。

 映画デビューを果たしたばかりだが、米国内での認知度は抜群だ。04年、高視聴率を誇るオーディション番組「アメリカン・アイドル」で決勝に進出。最後の12人まで残ったが、優勝を逃した。同番組は投票の流れを変える3人の審査員のコメントが見どころになっている。当時、ハドソンは人気4人組ボーカルグループ「イル・ディーヴォ」をプロデュースしたことでも知られる辛口審査員、サイモン・コーウェル氏に「力不足」と酷評された。

 同氏に落とされたと思い込んでいるハドソンは奮起。「ドリームガールズ」も、782人が参加したオーディションを勝ち抜いた。各賞にノミネートされるたびに「私は不可能なことに達した気がします。コーウェルさんが間違っていると立証することでもある」「もしオスカーをもらったらコーウェルさんに感謝したい。彼が私の闘争心に火を付けてくれた」など、同氏への皮肉を連発。その様子が番組のファンも刺激して、関心を高めている。

 初来日について「『シカゴ』『オペラ座の怪人』などがヒットしたように、ミュージカル映画が受け入れられる土壌がある」と話し、14日には都内で会見を行う。アカデミー賞授賞式は25日(日本時間26日)。残り2週間を切ったところで、アメリカンドリームの波に乗る強敵がやってくる。

[2007年2月4日7時13分 紙面から]

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