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長渕剛の長女文音が女優デビュー

 歌手長渕剛(50)女優志穂美悦子(51)の長女、長渕文音(あやね=18)が女優デビューすることが2月28日、分かった。来夏公開予定の映画「コスモ、光明(ひかり)のなかへ(仮題)」で主演を務める。高校時代に演技の魅力に触れ、女優を志した。新人女優を求めていた同映画の関係者の目に留まった。カリスマ人気歌手とアクション女優の遺伝子を受け継いだ注目ルーキーの誕生だ。

 度胸は親譲りか。演技初挑戦でいきなり映画主演。プレッシャーを感じてもよさそうだが「不安よりも楽しみの方が断然大きいです」と頼もしい。撮影は4月下旬から開始するが「早く現場に行きたいです」。はやる心を抑える毎日だ。

 デビュー作「コスモ、光明のなかへ」は盲目の馬と馬術部員の交流を描いたドキュメンタリーをもとにした佐々部清監督作品。主演に新人を起用するつもりで選考を進めていた製作関係者に、文音が通っていた演技学校などを通じプロフィルが届けられた。モデルとなった高校生と雰囲気が重なった上、人を引き付ける表情が製作関係者の心をとらえた。撮影は昨年夏の開始予定だったが、文音が通う高校が芸能活動を禁止していたこともあり、卒業を待った。

 両親の勧めで4歳から15歳までクラシックバレエのレッスンに励んだ。「人前で表現する楽しさを知り、将来は表舞台に立つ人間になりたいと思った」。演技の道を勧めたのは母だった。高校1年の時に演技学校を紹介された。「最初は興味本位。のぞきに行くつもりでした」。レッスン生の中で最年少。週1回のペースで通い始めた。

 数カ月後、演技中に役になりきるあまり感情が高ぶって自然に涙がこぼれた。「演技って何て楽しいんだろうと思った」。台本をコピーして持ち帰り、両親や弟を巻き込んで、自宅でけいこをすることもあった。女優を志す決意をした。両親は反対しなかった。父は「軽い女優にはなるな。自分の持ち味を生かし、基礎をしっかり固めて取り組みなさい」と言った。母は自然体の演技など実践的なアドバイスをくれた。2世として注目されることにも「それは覚悟しています。人一倍努力することが必要だと思っています」。1日は高校の卒業式。「見た人の心を動かせる女優になりたい」と夢を語った。

[2007年3月1日8時45分 紙面から]

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