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香取西遊記、「踊る」超え狙う

 香取慎吾(30)主演の映画「西遊記」(沢田鎌作監督、7月14日公開)が日本映画として最大級の規模で公開されることが13日、分かった。都内で行ったクランクアップ報告会見で配給の東宝関係者が明らかにした。日本映画のアニメ、実写それぞれ興行収入歴代首位「千と千尋の神隠し」「踊る大捜査線2」と同様の劇場チェーンを組み、最大級の上映館数で公開。実写映画の興収記録の塗り替えを狙う。

 「西遊記」がこれ以上ない待遇で公開初日を迎えることになった。この日、東宝の島谷能成常務は東京・日比谷スカラ座をメーン館とした劇場チェーンを組むことを発表。興収304億円を記録した邦画最大のヒット作「千と千尋の神隠し」(01年)や、興収173億円で実写最大ヒット作「踊る大捜査線2」(03年)は、いずれも日比谷スカラ座チェーン。ここ数年、業界最大手の東宝がメガヒットを狙う際に組む劇場チェーンとして知られている。「西遊記」に寄せられた期待の大きさの表れだ。

 公開規模も最大級となりそう。公開初日の上映館数は「千と-」が336館、「踊る-」が408館だった。「西遊記」の上映館数は明かされなかったが、同常務は両作品を引き合いに出しながら「男女年齢問わず全世代に届けたい」と語った。公開初日は、東宝が配給する10周年を迎えたヒットアニメシリーズ「ポケットモンスター」と重なっているが、シネマコンプレックス(複合映画館)の台頭で同時期に複数のスクリーンで上映することが可能になってきた。邦画最大の上映館数448館で公開した「ハウルの動く城」に匹敵する規模に広がることも十分期待できる。製作陣は「踊る大捜査線2」が持つ実写日本映画の興収記録更新も狙っている。

 昨年フジテレビで高視聴率を獲得した連続ドラマの映画化。約4カ月に及ぶ撮影は昨年10月から中国各地でロケも行い、今年1月に終了した。香取は役作りのためドラマ収録から始まり約1年半も金髪のまま。「髪を変えたいと思ったこともありましたが、寂しくなるかな」と愛着も感じている。SMAPのメンバーとして過密スケジュールの中、昼夜を問わず行った撮影を経験したが「苦しい思いもしましたが、やれてよかった」と振り返った。

[2007年3月14日9時50分 紙面から]

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