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反町ハンをアンディ・ラウ応援
【香港21日=松田秀彦】反町隆史(33)が国境を超えた友情に感激した。主演映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」のプレミア上映会に出席し、祝福に駆けつけた香港トップ俳優アンディ・ラウ(45)とがっちり握手を交わした。2人は01年香港映画「フルタイムキラー」で共演し、6年ぶりの再会だった。反町は「変わらないですね」。アンディも「会えてうれしい。盛り上がりに協力できたかな?」と笑顔で応えた。
共演作の撮影は香港で2カ月間行われた。反町はアクション演技のアドバイスを受け、励まされたという。「アジアを代表する俳優になってほしい」。それから6年。反町は製作費30億円、4カ月のモンゴルロケという大作でアジアの英雄チンギスハンを演じるまでになった。アンディもこの日「ぜひ見たかったんだ」と声を弾ませた。
「蒼き狼」は5月の香港公開を皮切りに、韓国、台湾などアジア全11カ国で順次封切られる。アジア全域に強い影響力を持つアンディのセレモニー参加は、作品の知名度、注目度を高める上で何よりの弾みとなりそうだ。
日本では3日から封切られ、順調に行けば今週末にも興収10億円に達する。公開当初に掲げた目標興収50億円達成は微妙だが、全国350館規模の上映を維持しながら、さらなる上積みを目指す。製作総指揮の角川春樹氏は今回の香港キャンペーンを「アジアから発信する日本映画として盛り上げるきっかけにしたい」。今後のアジア公開に大きな期待を寄せている。
[2007年3月22日7時37分 紙面から]
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