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船越英一郎の表情曇らせた地震のつめ跡

旧山古志村の闘牛場で撮影を行う、左から船越英一郎、宇津井健、マリ役の柴犬
旧山古志村の闘牛場で撮影を行う、左から船越英一郎、宇津井健、マリ役の柴犬

 船越英一郎(46)が04年の新潟県中越地震を題材にした映画「マリと子犬の物語」(12月8日公開、猪股隆一監督)の撮影を旧山古志村(現長岡市)で行っており、このほど池谷闘牛場での撮影に臨んだ。地震発生から今年10月で3年になるが、現在もまだ道路や家屋の修復工事が行われている。船越も「つめ跡が生々しいですね」と表情を曇らせた。

 撮影中の3月17日には、父親で俳優の船越英二さん(享年84)が亡くなった。俳優は親の死に目に会えないと覚悟していたが、スタッフが「行ってこい」と背中を押してくれたという。「この時感じた仲間たちの素晴らしさは、地震で支え合った仲間たちを描く映画にもリンクしますね」。父の死、初主演連続ドラマが開始するなど、長い撮影の間に人生の転機を幾つも迎えた。「僕にとっても生涯忘れられない掛け替えのない作品になると思う」。ほか、宇津井健が出演。

[2007年5月3日8時38分 紙面から]

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