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ちょんまげたけしVS必死アピール松ちゃん

左から寺島進、鈴木杏、岸本加世子、北野武監督、江守徹、松坂慶子、内田有紀
左から寺島進、鈴木杏、岸本加世子、北野武監督、江守徹、松坂慶子、内田有紀

 北野武監督(ビートたけし=60)の新作映画「監督・ばんざい!」と松本人志(43)の初監督映画「大日本人」が2日、全国で封切られた。「世界のキタノ」に挑む形になった松本はこの日まで人気番組にゲスト出演して必死にアピール。たけしはカンヌ映画祭で話題になったちょんまげカツラを舞台あいさつの来場者にプレゼントするサービスで応戦。両者とも普段より力が入っているのはライバルを意識したから? そろって都内の上映館は好スタートを切った。

 たけしは東京・テアトルタイムズスクエアで行った舞台あいさつに羽織はかま姿にちょんまげカツラで登場。カンヌ映画祭セレモニーで世界の巨匠たちを爆笑させたパフォーマンスを再現して喜ばせた。来場者と取材陣合わせて400人にも同じかつらを配り、まげだらけの客席に「何だこりゃ」と大笑いした。海外の映画祭しか実現していない観客との質疑応答も実施。「ずうずうしいな。質問したら2000円余分に取るぞ」と毒づきながらも「思った以上にばかばかしい映画でありがとうございました」という女性客に「頭がおかしくなっちゃったんです」と返し笑わせた。最後は客席に降り取材陣向け撮影に初めて応じるなど大サービスだった。

  全国120館で封切り。一部劇場でちょんまげカツラ販売も実施。都内公開館では劇中に登場するタケシ人形と記念撮影できるサービスも行う。

 一方、“松本監督”の日本人ファン向け第一声は「おしっこ行きたい」だった。都内で初日舞台あいさつに立った松本は、満員の客席からの拍手と大歓声に芸人らしく笑いでスタートした。

 カンヌ国際映画祭で先行上映したが、国内は初お披露目。松本は「まだ(上映後の)感想聞いたわけやないんでね。ちょっと今日のお客さん、硬かったですね」と、客席の反応を気にした。普段、取材を受けず、自分の番組以外のゲスト出演もほとんどない松本だが、映画宣伝のため約175媒体に応じた。「104回ぐらい同じこと聞かれるんで、やっと解放されますね」と、慣れない日々を振り返った。

 兵庫出身の男性客は「登場キャラが目立ってた」と満足そうだったが、初日はダウンタウンの熱心なファンが多く、真価は今後の客席に問われそうだ。松竹によると、目標興収は15億円。この日は全国221スクリーンで、約8万人を動員した。

[2007年6月3日9時7分 紙面から]

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