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渡辺謙「明日の記憶」をロスで公開

映画「明日の記憶」の全米プロモーションを行う渡辺謙(撮影・千歳香奈子)
映画「明日の記憶」の全米プロモーションを行う渡辺謙(撮影・千歳香奈子)

 【ロサンゼルス8日=千歳香奈子通信員】渡辺謙(47)主演映画「明日の記憶」(堤幸彦監督)が当地で公開された。近年、ハリウッドで活動する渡辺の主演作とあって注目度も高く、地元メディアもこぞって紹介した。

 中でもロサンゼルス・タイムズ紙は「『硫黄島からの手紙』『SAYURI』などこれまでのハリウッドでの抑圧された典型的な役柄とは懸け離れ、動と静の幅のある演技を見せている」と渡辺の演技力を高く評価。また、ロイター通信は「米国の観客は『硫黄島-』『ラストサムライ』とはまったく違った渡辺謙を見ることになるだろう」と配信している。

 渡辺はエグゼクティブプロデューサーも兼務し、自らハリウッドに作品を売り込んだ。このほどロス市内で取材に応じ「こちらで一緒に仕事をした友人や映画関係者の人たちが尽力してくれた。変なふうによれないで、ちゃんとお客さんに届いているのでは」と手応えを感じている。また、クリント・イーストウッド監督も観賞したといい「『良い作品を作ったね』と言ってもらいました」とうれしそうに明かした。

 5月18日にはニューヨークでも公開。今後シカゴ、サンフランシスコで順次公開される。ハリウッドの有名俳優からのリメークのオファーも届いているという。「まだ名前は出せない」とけむに巻きながらも「テイストを変えないでやりたいと言ってくださっているので、すごく楽しみ」と正式決定を心待ちにしている。

 渡辺自身は、日本と米国を行き来する生活を続けているが「今は家族がこっち(ロス)にいるので、ここが一番楽」と話す。二男(11)は現地校に通学中。渡辺がロスに滞在している際には車で送迎もしているという。父親としては、息子の英語力も気になるはずだが「僕と一緒ですよ。何となくやっているよ」。「家族はエンジョイしています。それが一番、僕はうれしいですね」と笑顔を見せていた。

[2007年6月10日8時55分 紙面から]

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