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草刈正雄の二女麻有が父と共演でデビュー

 俳優草刈正雄(54)の二女草刈麻有(14)が、女優デビューすることが25日、分かった。父の主演映画「0093 女王陛下の草刈正雄」(今秋公開、篠崎誠監督)に出演する。初仕事がいきなり父娘共演で、しかも役柄も父娘の設定だ。互いにやりづらかったようで、麻有は「すっごく恥ずかしかった」と、感想を語った。

 二枚目の父と美人モデルだった母(大塚悦子)を両親にもつ。女優を目指した理由は、幼い時から父に連れられ、ドラマの収録現場に遊びに行った影響だったという。「泣いたり、笑ったり、俳優さんが本当の自分と違う人を演じる姿を見て、すごいと思ったから」。さらに「父も、家ではうるさいくらい。芝居で寡黙な二枚目をやるけど、全然、普段のお父さんじゃないですから」とおちゃめに語った。

 物語は、草刈が実名のまま俳優草刈正雄として出演し、芸能人でありながら、実は、諜報(ちょうほう)部員だという設定。テレビ局を買収し、電波を通じて視聴者を洗脳する悪の組織と戦う姿を描く。麻有は、父に反発し、悪の組織のイメージガール役に起用された。

 父との共演に「一緒に練習するのも恥ずかしくて。どうなるかなって感じでした」。気持ちが入らないこともあり、自分の演技には納得していないという。父がいなければもっと力が発揮できたのかとの質問には「はい」。冗談とも取れるが、表情はまじめ。「でも、父も恥ずかしかったようですし、演じてみて初めて父の苦労が分かった気がします。シリアスな演技もコメディーもできる父はすごいです。私も見てる人に共感してもらえる女優になりたい」。さらに「今後は好きなホラー映画やアイスクリームのCMに出てみたい。アイスが大好きなんです」。まだ、あどけなさも残る14歳だが、仕事にはどん欲なタイプのようだ。

 一方、スタッフによると、父正雄は、娘の芸能界入りに当初は反対だったというが「娘の強い意志に折れた」と承諾。特別なアドバイスなどはしなかったというが、撮影の合間には心配で、こっそりと陰で見守っていたという。「やりにくかったと思う。人として素直で優しい人になることが仕事につながると思う」と、まな娘に優しくエールを送った。

[2007年6月26日10時41分 紙面から]

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