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寺島進あぁ恥ずかし…学ランおじさん映画

 43歳の俳優寺島進が学ラン姿で映画に主演する。学校でも家でもいいことがなく、自殺寸前のさえない男子高校生を助ける、学ランおじさん3人組という奇想天外な役柄だ。映画は9月8日公開の「GROW 愚郎」(榊英雄監督)。北野武作品の常連として注目されるようになった寺島は映画出演が100本に及び、主演ドラマも制作され、複数のCMに出演中だ。コワモテもコミカルな役もこなし、不惑を迎えて人気急上昇の「中年の星」が学生服を着たのは、無名だったデビュー直後の1度だけで「照れくさいね。恥ずかしかったよ」と話す。

 都立高校に通った時の学生服は「普通だった」というが、映画ではこだわりを取り入れオーダーメードした。当時流行した中ランに、下は寸胴と呼ばれる幅広ストレート。すその折り返しは5センチ、というところまで指定した。「花の応援団」「なめネコ」「横浜銀蝿」と、学ランスター隆盛の時代に青春を過ごした年代特有のこだわりかもしれない。

 一見怖くても実は心優しい兄貴分というキャラクターは、最近の寺島のはまり役でもある。「義侠(ぎきょう)心じゃないけど、弱い者を助けるとか、強い人間に向かっていくというふうに過ごしてきたんだよね。学生時代は、授業以外で教わることが多かったなあ」と振り返る。

 タイトルには「成長する」という意味がある。寺島は「個人的に反省点も見つかったし、この作品がgrowのきっかけになったかな。見てくれた人にも、孤独じゃないんだと感じてもらえれば」と話した。

[2007年7月9日8時51分 紙面から]

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