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「オーシャンズ」完結で日本舞台作幻に

 ハリウッドの人気シリーズ映画「オーシャンズ13」(スティーブン・ソダーバーグ監督、10日公開)が、今作で完結することが7月31日、分かった。主演俳優ジョージ・クルーニー(46)がこの日、都内で行った来日会見で明らかにした。6月に米ロサンゼルスで行ったプレミア上映会では、新作の舞台を日本にするアイデアに強い興味を示していたが、実現には至らなかった。

 次回作について聞かれたクルーニーは「『14』はないと思います」とあっさり否定した。同席したプロデューサーのジェリー・ワイントローブ氏(69)もその言葉にうなずいた。

 クルーニーは6月のプレミア上映会で日本の取材陣に「(日本行きは)グッドアイデア。やるべきだ」と乗り気だった。「共演に渡辺謙はどうですか」と水を向けられると「それは素晴らしい」と笑顔で答えていた。そうした経緯もあって、この日の来日会見では新作への質問が幾つも飛んだ。だが、豪華俳優陣を束ねる立場にあるクルーニーは新作の製作自体についても「かなり難しいと思う」と難色を示した。

 2人とも詳細は明らかにしなかったが、関係者は「ハイレベルな脚本の完成を待ちながら、これだけの出演者のスケジュールを合わせるのはかなり困難なこと」と説明。クルーニーは俳優以外に監督としても活躍しており、ピットも引っ張りだこの状態が続いている。

 同シリーズの第1作「オーシャンズ11」は、かつてフランク・シナトラが主演してヒットした作品のリメークとして製作された。クルーニーに加え、ブラッド・ピット、マット・デイモンらハリウッドの主役級がそろった豪華メンバーと、華麗な犯罪の手口とスリリングな展開が人気を集め、大ヒットした。当初は1作限りともいわれたが、キャサリン・ゼタジョーンズらが共演に加わってパワーアップした第2作「オーシャンズ12」も公開。こちらも全米で大ヒットを記録した。

 日本でも第1作が02年、第2作が05年に公開され、2作品合わせた興行収入が100億円を超えた。クルーニーは同シリーズについて「お金持ちになれてよかった」と笑わせたが「気の置けない仲間と肩の力を抜いて素晴らしい仕事ができた」と振り返った。

[2007年8月1日7時27分 紙面から]

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