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キムタク「HERO」で「踊る2」超えだ

 木村拓哉(34)主演の映画「HERO」(鈴木雅之監督、9月8日公開)の完成披露試写会が6日、東京・日本武道館で行われた。同映画は日本映画最大級規模で公開初日を迎えることが確実で、製作サイドも03年「踊る大捜査線2」が持つ日本実写映画の興行収入記録173億円の塗り替えを視野に入れている。実現すれば木村にとって、昨年12月公開「武士の一分」と合わせて1年で興収200億円超えの大記録となる。

 日本映画では異例の日本武道館試写会。上映が終了すると、木村を先頭に出演者が1列になり、観客席中央を突き抜ける全長50メートルのレッドカーペットを踏みしめて登場した。映画の余韻と相まって館内は大きな拍手に包まれた。声援に応えて手を振る木村の表情は、強い手応えを感じているように見えた。

 狙うは「踊る」超えだ。この日の試写会は定員5000人に応募20万件が殺到した。全11話が視聴率30%超えを記録した大ヒットドラマの映画化。放送から6年が過ぎてもその人気は健在だった。製作したフジテレビ、配給の東宝は、日本実写映画の記録更新を視野に入れている。この日までに公開館数が470館以上に達することが決定。すでに日本映画最大規模となっているが、今後も拡大していくという。映画「踊る大捜査線」シリーズも手掛けたフジテレビの亀山千広映画事業局長は「木村さんの人気と充実、共演者の成長など、記録を塗り替える潜在能力は十分。作品の完成度も高い。ぜひ『踊る』を超えてほしいですね」。

 木村が10年ぶりに主演した日本映画「武士の一分」は興収40億円を記録。時代劇映画として異例の大ヒットとなった。「HERO」が「踊る2」を超えるヒットとなれば、木村は1年間の主演映画2本で興収200億円超えを達成することになる。

 もっとも木村はこの日「ごく自然体で取り組もうとしました」と冷静に撮影を振り返るなど、過剰な気負いを感じさせなかった。

[2007年8月7日8時8分 紙面から]

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