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岡田准一08年東宝の顔、大ヒット目指す

 岡田准一(26)が東宝の来年正月の顔になる。主演映画「陰日向に咲く」(平川雄一朗監督)の製作報告会が13日に都内で行われ、来年1月に公開されることが発表された。東宝はここ数年、高倉健(76)役所広司(51)黒木瞳(46)といった映画スターの主演映画を1月に公開している。昨年、主演作2本で映画界を活気づけた岡田が、その力を認められた形となった。ベストセラーの映画化という追い風も受けながら、大ヒットを目指す。

 映画「陰日向に咲く」は今月10日に撮影を終えた。この日は岡田をはじめ豪華な出演者が顔をそろえ、撮影を振り返った。配給する東宝は、同映画を来年1月公開作品にすることを発表した。

 1月公開は、お祭り要素が強いファミリー向け正月映画の上映が一段落した時期。映画ファンにとっても見応えのある作品が上映される傾向が強く、業界最大手の同社はここ数年、映画スターの呼び名にふさわしい俳優の主演作を公開してきた。05年は黒木瞳主演「東京タワー」、06年は高倉健主演「単騎、千里を走る」と役所広司主演「有頂天ホテル」が公開。今年は豊川悦司主演「愛の流刑地」が上映された。岡田は昨年、「木更津キャッツアイ」「花よりもなほ」という異なるジャンルの主演映画で存在感、演技力、スター性を発揮。石原裕次郎新人賞も獲得し、ジャニーズアイドルの中でも映画色の強い活動を続けている。周囲の期待も大きく、映画スターの“指定席”に座ることになった。

 同映画の原作は、売り上げ75万部を突破した劇団ひとり(29)の同名ベストセラー小説。映像化をめぐって数十社が争奪戦を展開した。岡田はギャンブル好きの観光バス運転手を演じる。不器用でさえないが、愛すべきキャラクターという設定。「すごく中途半端にみえることを心掛けて演じました。これまでいつも(観客にとって)分かりやすく演じることを意識してきたこともあって、チャレンジで刺激的でした」。アイドルとは懸け離れた演技に徹している。東宝関係者も「ヒューマンコメディーとして、多くの観客に愛される作品になると思います」と自信をのぞかせていた。

[2007年8月14日7時29分 紙面から]

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