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安田成美「歓喜の歌」で6年ぶり映画撮影
- 「歓喜の歌」の撮影現場。左から安田成美、松岡錠司監督、小林薫、由紀さおり
女優安田成美(40)が6年ぶりとなる映画撮影に臨んでいる。16日、都内で「歓喜の歌」(松岡錠司監督)のロケ現場が公開された。3児の母として子育て中だが、夫のとんねるず木梨憲武(45)はじめ、家族のバックアップも万全で「女優は一生の仕事だと実感した」と取り組んでいる。同作は落語家立川志の輔の新作落語が原作のコメディーで、9月2日に撮了、来年公開予定。
01年「大河の一滴」以来、6年ぶりの映画の現場に、手探り状態だと語る安田だが、表情は明るかった。「こうやってワンカット、ワンカット撮っていたんだと思い出しました。じっくり時間をかけて作っている感じが好きです」と、現場を楽しんでいた。
遠ざかっていた映画のオファーを受けたのは、松岡監督への信頼と家族のバックアップだ。松岡監督とは以前CMで仕事を共にしたことがあり、「東京タワー オカンとボクと時々オトン」などで知られる優しくて温かい作風にもひかれた。「歓喜の歌」は、ある町の文化会館主任(小林薫)が、似たような名前のママさんコーラスグループの予約を、ダブルブッキングしてしまうことから始まる騒動を描いた。安田は一方のグループのリーダー兼指揮者役。どこかおっとりして、安田いわく「天然っぽい役柄が面白い」キャラクターだ。
家族の協力も万全だ。末っ子の長女が4歳になり、安田の仕事が分かってきた。「毎日『いってらっしゃい』と送り出してくれて、家で指揮棒を振って練習していると一緒に歌ったりします」と話した。夫木梨も、コメディー作品だと知って「頑張って。合っているんじゃない」と声を掛けてくれたという。普段は11歳の長男、8歳の二男も含め3人分の弁当作りをしているが、夏休みということもあり、仕事に集中できている。
しかし妥協はない。小林演じる主任の奮闘ぶりが見どころの作品だけに「公務員としての仕事から一線を越える瞬間が大事で面白いと思うから、そこを中心に描いてはどうか」と監督に相談し、脚本も変わっていったという。
子育て中は辞めることも考えた女優業。しかし、今回「女優は一生の仕事だと実感しています。今度は主婦じゃない役、大人の恋愛をやってみたい」と変わった。前作「大河-」の時も、映画は7年ぶりだった。テンポアップを期待すると「子供を産む予定はないので、そうですね」と笑い、本格的な女優再開に意欲を見せた。
[2007年8月17日9時37分 紙面から]
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