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キムタク4年ぶり外国映画出演

 SMAP木村拓哉(34)が4年ぶりに外国映画に出演することが21日、分かった。フランスで活躍中のトラン・アン・ユン監督(44)の新作「I COME WITH THE RAIN」に出演する。同監督は、アカデミー賞ノミネートやベネチア映画祭グランプリ、カンヌ映画祭新人賞など輝かしい実績を持つ若き巨匠。木村は、主人公を演じるハリウッド人気俳優ジョシュ・ハートネット(29)や韓国トップ俳優イ・ビョンホン(37)ら各国スターと競演する。来年世界公開。

 木村が国境を超えた映画作りに再び挑む。「2046」では、香港の巨匠ウォン・カーウァイ監督とタッグを組み、カンヌ映画祭にも参加。すでに世界デビューを果たしているが、本格英語映画というステップアップした形で国際的なプロジェクトに参加する。

 「I COME WITH THE RAIN」は世界中の映画ファンや映画関係者が新作を待ち望むユン監督の新作。長編デビュー作「青いパパイヤの香り」がいきなりアカデミー賞外国語作品賞部門にノミネートされ、カンヌ映画祭で新人監督賞を獲得。2作目「シクロ」ではベネチア映画祭グランプリ(金獅子賞)を受賞、3作目「夏至」もカンヌ映画祭コンペティション部門に出品された。過去3作品は出身国ベトナムが題材。若き巨匠は「自分のキャリアに大きな変化を起こしたい」と初の英語映画で「連続殺人鬼、私立探偵、救世主という欧州映画の“三種の神器”にこだわって、華美なアクション、詩的なスリラーのある作品」という構想のもとドラマ性の高い新境地に挑む。

 もともと日本の俳優リサーチをしていた同監督は「その輝きに魅了された」と木村に出演を依頼。7月に来日した同監督と会った木村は人間性にも魅力を感じて快諾。「またまた映画好きな監督に出会いました! 自分も負けずに楽しみます!」とコメントしている。

 キャストも豪華な顔触れとなった。主演のハートネットは01年「パール・ハーバー」をはじめ、ハリウッド映画で主演を務める人気俳優。イ・ビョンホンとは「HERO」に続く共演となる。このほか、香港で爆発的ヒットを記録した「インファナル・アフェア」シリーズに出演した香港人気俳優ショーン・ユーらアジア各国のスターの出演が決まっている。一部撮影を8月初旬にフィリピンで行ったが、本格的な撮影は9月10日から開始。香港やロサンゼルスなど世界各地で行う。同監督の実績や実力から、早くもカンヌ映画祭出品も確実視されており、米国を含む世界公開も約束されている。

[2007年8月22日7時43分 紙面から]

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