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大沢たかお&竹内結子1億円ロスPR
大沢たかお(39)竹内結子(27)出演の山岳アクション映画「ミッドナイトイーグル」のワールドプレミア上映会が、10月に米ロサンゼルスで行われることが22日、分かった。出演者のほか、日本から総勢200人の観客を招待するなど、邦画としては異例の米国プロモーションになる。大作感をアピールすると同時に、翌11月に開催される米最大の国際映画見本市アメリカン・フィルム・マーケット(AFM)でのセールスに弾みをつける狙いもある。
日本映画として破格で異例となるキャンペーンの総費用は約1億円に達する。現地時間10月2日夜、ロス市内の劇場で日米の映画関係者や観客を招待したプレミア上映会を開くほか、レセプションパーティー、米国マスコミを集めた取材会も実施。盛大なイベントを行うことで、作品のスケール感を日米にアピールするつもりだ。
この一大イベントは、同映画の製作陣に名を連ねるハリウッドのメジャースタジオ、ユニバーサル・ピクチャーズの強力なバックアップで実現する。同社は世界戦略の一環として、日米共同製作に注力する方針を決めた。その同社が製作委員会で主幹事を務め、本格的な共同製作に初めて乗り出したのが「ミッドナイトイーグル」だった。
北アルプスを舞台にした山岳アクション大作。総製作費は約10億円。今年初めに雪山に入り、過酷な自然条件のもと大沢ら人気俳優たちが体当たりのアクション撮影に挑んだ。同社幹部は編集段階の映像などから予想を超えるスケール感に自信を深めたという。世界公開を目指して、11月にサンタモニカで開催されるAFMに出品するが、同マーケット開催前に派手なイベントを行い、鳴り物入りで作品を送り出すことを決めた。
配給の松竹も作品のスケールをアピールする絶好の機会として、日本から総勢200人の観客を招待することを決めた。日本映画では過去に例のない規模のプロモーションツアーだ。ユニバーサル・ピクチャーズと初タッグを組んだ松竹の迫本淳一社長も「国境を越えて世界へこの映画を発信できることはとても意義がある。世界の映画界における大きな1歩とすべく、ぜひとも成功させたい」と力が入っている。日本公開も当初の12月から11月23日に繰り上げ、ハリウッド大作に匹敵する長期間上映の正月映画にすることも決まった。
[2007年8月23日7時52分 紙面から]
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