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ドキュメンタリー「アース」250館公開

 地球上の動物や自然を扱った英独合作ドキュメンタリー映画「アース」(アラステア・フォザーギル監督)が、来年1月、ドキュメンタリー史上最大規模の250館で公開されることが2日、分かった。製作5年、200カ所以上で撮影したというスケールで、配給会社は「ここ数年で確立した『ネーチャー系映画』の最高峰」と話し、興収30億円を狙う。

 ここ数年「ディープ・ブルー」「皇帝ペンギン」など、自然を題材にしたドキュメンタリー映画が集客力を上げてきた。海、ペンギンなど、対象が絞られていた作品と違って、「アース」は地球全体を網羅しているだけに、さまざまな客層が取り込めると期待されている。これまでドキュメンタリーでの最高公開館数は、「皇帝ペンギン」の140館だった。

 ホッキョクグマの母子が冬眠を終えてエサを探す旅に出るシーンから始まり、求愛のために変化する熱帯の鳥、象とライオンの格闘など、生きるための物語のほか、ヒマラヤの空撮なども見どころだ。

 製作には、ドキュメンタリー人気の火付け役となった「ディープ-」チームが集合した。カメラを回した日数は4500日にも及び、製作費は50億円を超えた。10月に開催される東京国際映画祭での特別招待作品としての上映も決まった。映画祭側は、今夏は猛暑だっただけに環境への関心も高まり、地球がどんな環境下にあるかを知る機会になると期待している。

[2007年9月3日8時34分 紙面から]

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