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りえ主演映画会見「持続力って素敵」
- 映画「オリヲン座からの招待状」完成記者会見に出席した宮沢りえ
宮沢りえ（３４）が１１日、都内で行った主演映画「オリヲン座からの招待状」（三枝健起監督、１１月３日公開）の完成会見に出席し、新発見を語った。京都の小さな映画館を舞台に昭和３０年代から現代まで貫かれた純愛を描く。映画館主の夫を亡くし、弟子だった男と映画館を守り続けるヒロイン役。若い男に乗りかえた不義理な女と周囲から陰口をたたかれても、純粋な心で男に接し続ける。「（恋愛でも）これまでエネルギーが生まれる瞬発力に興味があったのですが、持続力ってすてきだなと思いながら演じました」。
１６歳の時、ドラマで初演出を受けて以来、４本のドラマでコンビを組んだ三枝監督とは何でも言い合える関係。劇中２人の微妙な距離と関係を、演技や状況で表現しようと綿密に話し合いながら撮影に臨んだ。「ぶつかったり泣いたり怒ったり笑ったり。いろいろな感情の中で撮影した思い入れ深い作品です」と振り返った。
相手役の加瀬亮（３２）とは、セリフに頼らず表情やたたずまいで感情を伝え合う場面が多かった。「無言の中で会話を交わす新鮮さを感じた」とハイレベルな演技を経験した喜びを語った。
［2007年10月12日8時15分 紙面から］
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