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「三丁目の夕日」続編で見納め

映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」のPRイベントに登場した出演者たち
映画「ALWAYS続・三丁目の夕日」のPRイベントに登場した出演者たち

 ヒット映画の続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(山崎貴監督、11月3日公開)の完成会見が15日、都内で行われ、第3弾は製作されないことが分かった。05年公開の前作は昭和30年代の東京を舞台にした心温まる物語が観客の心をつかみ、興行収入35億円のヒットを記録。本格シリーズ化も期待されたが、製作関係者は「完結します」として続編で見納めとなることを明言した。

 続編製作の可能性を聞かれたメーン出演者の堤真一(43)は「プロデューサーに聞いて」と苦笑いした。これを受けて阿部秀司エグゼクティブプロデューサーは「これで終われた感じはします。『続』で完結します」と明言。「続編を作れたこと自体が奇跡。今回で見納めです」と話した。

 今回の続編製作も当初は予定外だった。豪華な出演者はそれぞれ売れっ子でスケジュール調整が難しい。安易な続編を好まず、脚本にこだわる俳優も多い。舞台となる昭和30年代の東京の風景の再現は、精密なセットと高レベルなCG合成が必要でスタッフは1年がかりの作業を必要とする。阿部氏は「出演者、スタッフの心が本当に1つにならないとできない作品なのです」と難しさを強調した。

 前作は観客動員数260万人の大ヒット。映画各賞も総なめにした。「物語の続きが見たい」という強い声に後押しされ、続編製作が決定。「前作で完結していた気がしていた。やると聞いた時は、どうなんだろう? と思った」と消極的だった堤をはじめ出演者たちも、製作陣の決意に応えて出演を決意。ヒロイン役の小雪(30)は「これほど団結して続編を作った映画はあまりないのでは」と胸を張った。

 続編公開が決まると、周囲からシリーズ化を期待する声も挙がった。原作コミックは今も連載中で単行本は53巻が出版。“材料”は豊富だ。それでもメーン出演者の吉岡秀隆(37)は「(前作と合わせ)2つで1つの作品と考えていただければ」と“完結”をにおわせた。前作と比べた完成度を聞かれた堤が「正直分からない。見た方に判断していただければ」と言うと、吉岡は「(前作を)超えてます!」と断言。“完結編”にかけた思いを感じさせた。幅広い世代に支持された感動作は今回の続編で幕を閉じる。

[2007年10月16日8時55分 紙面から]

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