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妻夫木、来秋公開映画で先生役に初挑戦

 妻夫木聡(26)が来秋公開予定の映画「ブタがいた教室(仮題)」で小学校の先生役に初挑戦することが21日、分かった。ある6年生のクラスで起きた実話をもとに、ドキュメンタリータッチで描く。

 「ブタ-」は、90年から92年にかけて大阪のある小学校で起こった実話がベースになっている。「ブタを飼おう。大きくなったらみんなで食べよう」と新米教師が提案した実践教育の中、クラスはPちゃんと名付けた子ブタの飼育を始める。クラス一丸となってどんな難局をも乗り切っていくが、「食べる」という当初の目的と直面。6年3組は「命」をめぐる解釈の違いで意見が分かれ、児童たちの尽きない討論の日々が始まる。

 クラスの模様は93年にドキュメンタリーとして放送され、その年のギャラクシー賞奨励賞、動物愛護映画コンクール内閣総理大臣賞を受賞。書籍化もされ、05年にも「たけしの日本教育白書」で取り上げられ、大きな反響を集めた。

 新任教師を演じる妻夫木は「物語も、カメラで追っていく手法もとても面白く、共感しました。大人が考えもつかない本音の言葉に『子供ってすごい』と感じたし、リアルな子供のドキュメンタリーに震えました」と話す。

 映画も、ドキュメンタリー手法で撮影を進めていく。Pちゃんとの出会いから結末までの軸は実話を踏襲するが、細かな台本はない。製作のホリプロ鈴木俊明プロデューサーは「セリフのある演技ではなく、子供のリアルな言葉にドラマがある」。28人の児童はオーディションで起用。合宿をし、実際にブタを飼育し、Pちゃんとの触れ合いを通じて感じたことをそのままカメラにぶつけてもらうという。

 ドキュメンタリーと台本が入り交じる実験的な試みに、妻夫木は「主役は子供たちかも。リアルな反応を見守りながら、先生役としてフォローしていければ」と話している。

[2007年10月22日8時6分 紙面から]

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