このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 芸能 > シネマ > ニュース



松本潤主演で50年ぶり「隠し砦の三悪人」

 黒沢明監督(享年88)の名作「隠し砦(とりで)の三悪人」が50年ぶりに再映画化され、嵐の松本潤(24)が主演することが28日、分かった。オリジナルは「スター・ウォーズ」に大きな影響を与えたと言われる傑作時代劇。オリジナルの魅力を継承しながら、新解釈を加えた娯楽作品を目指す。ヒロインを長沢まさみ(20)が演じるほか、阿部寛(43)宮川大輔(35)が共演。メガホンは樋口真嗣監督(42)がとる。東宝配給で来年5月10日公開。

 58年公開「隠し砦の三悪人」は、ジョージ・ルーカス監督(61)の「スター・ウォーズ」シリーズの原点とも言われる。男勝りの姫の救出劇と敵中突破という展開もさることながら、三船敏郎さん(享年77)が演じた主人公の侍大将に巻き込まれる形で物語に加わる2人の農民が、ロボットコンビのC-3POとR2-D2のモデルになったとされている。

 50年ぶりによみがえるリメーク版は、農民を山に住む民衆という設定に変えた上、その1人を主人公とした。「日本沈没」のリメーク版を昨年ヒットさせた樋口監督は「現代の観客に向けて作る上で、フリーターやニートに代表されるような自分のよりどころを探す若者の姿を反映する設定にしたかった」という。

 主演はジャニーズの人気グループ嵐のメンバーの松本が起用された。時代劇は初挑戦。同監督は04年の映画「東京タワー」を見て「ナイーブで反抗的で野性的な魅力を強く感じた」。ヒットドラマ「花より男子」のセレブ王子様のイメージを覆すワイルドな演技を求めるという。松本は「全身全霊をかけて挑戦したい。オリジナル作品をご覧になった方も、お子さんやお孫さんと一緒に見られる、どの世代も楽しめる作品になればと思います」と話している。

 オリジナルはスピード感あふれるアクションも見どころだった。同監督は「発展させた形で肉体のぶつかり合いを持てる限りの技術で見せたい」。松本も馬術訓練に取り組んでいる。

 姫を演じる長沢も時代劇映画初挑戦。同監督は「ナチュラルな役が多かった従来のイメージと大きく異なるキャラクターを演じてもらいたい」。オリジナルにはなかった主人公に思いを寄せる設定にもなった。脚色は劇団☆新感線の中島かずき氏が手掛けた。11月1日に撮影を開始し、全国各地で大規模ロケも行う。

[2007年10月29日7時31分 紙面から]

  • エヌスクへ
関連情報

最新ニュース

記事バックナンバー

「松本潤主演で50年ぶり「隠し砦の三悪人」」に関する日記

  1. エヌスクユーザーなら、自分の日記をこのページに  できます。
  2. まだエヌスクに登録していない方は こちらで新規登録 ができます。


このページの先頭へ