ガッキー日本縦断舞台あいさつツアー

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　女優新垣結衣（１９）が１８日、日本の空を縦断した。公開中の主演映画「恋空」の大ヒット御礼舞台あいさつで、福岡、札幌、東京の約３２４０キロを１日で移動した。１０月２日には腹痛で完成会見をキャンセルしたが、今回は元気いっぱい。「日本地図に（航路で）三角形描いちゃいました」と充実感に浸った。

　１７日夜に福岡入りし、もつ鍋を食べて英気を養うと早朝から精力的だった。熱烈な博多っ子に「ばりうれしかぁ～」。舞台あいさつ終了の１時間後には機上の人になっていた。南から北へ１４１３キロを飛び越えて、気温０度と小雪のちらつく札幌へ。時計台に撮影のため立ち寄り、映画館へと駆け付けた。

　札幌でも「（映画は）なまら良かった？」と問い掛けるなど、１人で場を切り盛り。「公開前の試写会では、私だけ福岡と札幌に行けなくて心残りでした。やっと来られてうれしい」。ただ駆け足すぎて、楽しみにしていたとんこつラーメンやみそラーメンも食べられなかった。

　もっとも、東京・池袋の舞台あいさつに開始８分前とギリギリながら無事に到着。ラーメンは心残りだったが、すべてを終えると達成感でいっぱいだった。

　同映画は今月３日に公開。１週目の興行収入ランクは３位につけ、翌週は「ＡＬＷＡＹＳ　続・三丁目の夕日」などを抜いて首位に立った。すでに観客１６０万人を動員し、興行収入見込みは４０億円。季節遅れのガッキー台風が、日本中を席巻している。【瀬津真也】

［2007年11月19日8時54分　紙面から］

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