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長瀬がドイツ名作原案の映画に出演

 ドイツの名作映画を原案にした映画「ヘブンズ・ドア」が長瀬智也(29)福田麻由子(13)の主演コンビで製作されることが10日、分かった。死期を宣告された青年と少女によるロードムービー。オリジナルは男性2人組が主人公だった設定を大胆に変更した。ドイツ側関係者からはドイツ国内での上映を熱望されており、来年のベルリン映画祭出品の可能性も濃厚。長瀬にとって本格的な欧州進出となりそうだ。

 原案のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」は97年にドイツ公開され、大ヒットを記録。余命わずかな男性2人が海を目指す冒険の旅を描き、限られた人生を目いっぱい生き抜こうとする姿に多くの観客が涙した。日本でも99年に公開され、話題を呼んだ。

 ハリウッドを含む、各国の映画関係者からリメーク権を求める声が寄せられたが実現しなかった。今回、日本関係者は、設定を男同士から、大人と子供、男と少女という構図に変えた脚本と、主演にスター性のある長瀬と演技力が評価されている福田の起用を提案。「普遍的なテーマで骨太な映画を作りたい」という熱意が伝わり、製作が実現することになった。

 最近は黒沢明監督の名作やホラー映画など邦画が海外でリメークされる機会が増えたが、外国映画を題材にした日本映画の製作は極めて異例。関係者は「リメーク(再映画化)ではなく原案というイメージで取り組みたい」と話している。

 長瀬は俳優として欧州進出のチャンスをつかんだ。ドイツの映画関係者たちがドイツ国内の上映を熱望している。その機会としてカンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭の1つ、ベルリン映画祭の出品が有力視されている。反響しだいでは欧州各国で公開される可能性も十分ある。

 06年アニメ映画「鉄コン筋クリート」で初監督を務めたマイケル・アリアス監督がメガホンをとり、撮影は7日から開始した。長瀬は「原案になった映画は、以前見ていてすごく自分の中に残った作品。だれかの記憶に残る作品に出来るよう楽しんで作っていきたい」。福田も「自分と違う人格を演じる時の居心地の悪さも好きなので一生懸命頑張りたい」と話している。来年公開。

[2008年1月11日7時41分 紙面から]

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