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妻夫木が映画「感染列島」で医師役挑戦

 最悪のケースに日本で2500万人が感染、64万人の死者が出るといわれる新型インフルエンザの恐怖を描く大作「感染列島」(瀬々敬久監督、来年1月)が製作されることが1月31日、分かった。主演を妻夫木聡(27)が務め、ヒロインを檀れい(36)が演じる。綿密な調査と取材によるリアルシミュレーションを描きながら、新型感染症に立ち向かう人間たちの勇気を描く。日本の社会保障の危機管理に警鐘を鳴らす問題作になりそうだ。

 パンデミック(世界的流行)の兆しをみせる感染症の残酷な現実が映画化される。年明け早々に中国が、鳥インフルエンザの人から人への感染例を確認したと発表。厚生労働省も、これが新型インフルエンザとして日本に上陸した場合、64万人が死亡する驚がくのシナリオを公表し、危機感を強めている。映画「感染列島」は、明日にも起こり得る大規模パニックを、国立感染症研究所や大学病院など医療機関の専門家が想定するリアルシミュレーションを、臨場感、緊迫感たっぷりに描く。

 脅威に直面する主人公で総合病院勤務の医師を妻夫木が演じる。感染症対策の隔離病院に指定され、“野戦病院”と化した病院で原因不明の感染症の被害を食い止めようと懸命に闘う。製作側は「映画の持つテーマを背負ってもらえる存在感と演技力を持っている」と白羽の矢を立てた。妻夫木も「いつ起こるかもしれない社会的な題材をテーマにしながら、そこに生きる人間を描いていきたい」と意気込んでいる。

 WHO(世界保健機関)のメディカルオフィサーとして主人公とともに闘うヒロイン役の檀れいは「いつか自分に降り掛かるかもしれない恐怖と現実感を感じました。いろんな思いを抱えながら必死に人命を救おうとする心が私の心をとらえました」。妻夫木とは初共演になる。

 製作するTBS平野隆プロデューサーは「環境問題や大量消費を前提にした現代人のライフスタイル、危機的状況にある医療現場なども見つめ直す機会になってほしい」と話す。撮影は3月上旬から開始、海外ロケも行う。

[2008年2月1日7時41分 紙面から]

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