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宮崎あおい「篤姫」と並行し映画主演

 女優宮崎あおい(22)がNHK大河ドラマ史上最年少で主演する「篤姫」と並行して映画「少年メリケンサック」(今秋公開)に主演することが4日、分かった。撮影は3月中旬から約1カ月間で人気脚本家の宮藤官九郎(37)が脚本、監督を手掛ける。大河の収録休み期間を利用するとはいえ、意外な鉄人ぶりを発揮、熱望していた「クドカン作品」に挑む。

 収録期間は1年3カ月に及び、芸能界を通じてその年「最も多忙な俳優」となるはずの大河ドラマ主演者が、まったく異質のクドカン映画と「二重契約」していた。宮崎があえて「少年-」の出演を決めたのは、クドカン作品だったから。演じるのは、レコード会社の新人発掘を担当する契約OL。動画サイトで4人組凶暴パンクバンド「少年-」を発掘し、担当することになって始まるコメディーだ。宮崎は「以前から『ピンポン』など宮藤さんの作り出す魅力的な登場人物や世界観がすごく好きで、いつかご一緒させていただきたいなと思っていた方でした。宮藤組の中で、とにかく思いっきり楽しんでお芝居をしたい」とやる気十分だ。

 宮崎に同映画の出演依頼が届いたのは昨年9月。すでに「篤姫」の収録は開始していたが、本人の意欲もあり、ただちに日程を調整した。実はNHKによると、大河の主演者は長丁場を見越して、収録期間中にまとまった休みをとったり、その間に他の作品に出演することは少なくないという。さらに「篤姫」は今後、篤姫が大奥に入る江戸編と薩摩編が並行して進んでいく。進行上、宮崎に多少の余裕が生まれる展開が、今春の映画撮影を可能にした。

 それにしても、リフレッシュに充てたい休暇期間にコメディーに挑戦するのは異例だ。加えて映画「剱岳 点の記」(木村大作監督、09年公開)の撮影にも参加する強行軍だが、宮崎にはハード日程を乗り越えた実績がある。06年NHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」に主演。平日はドラマ収録に臨み、週末は映画のPRやCM撮影に臨んだ。大河以上に日程過密の朝ドラの出演を終えると「思っていたよりもきつくないですね」と余裕すら漂わせたのは、NHK史上に残る鉄人伝説となっている。

 「篤姫」は3日放送の平均視聴率が関東地区で24%を記録。ワースト3位の数字の放送開始日から約4ポイント上昇する勢いにも乗っている。

[2008年2月5日7時38分 紙面から]

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