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中居正広6年ぶり主演映画で丸刈り

 中居正広(35)が19日、都内で行った主演映画「私は貝になりたい」(福沢克雄監督、11月22日公開)の製作発表に丸刈りで登場した。徴兵された理髪店主が事実誤認のまま戦犯として処刑された悲劇を描いた同名の名作ドラマの映画化。役作りのため、丸刈りに加え、半年かけた食事制限による減量、スケジュールが許す限りの入念な演技リハーサルを行った。バラエティー番組のスターが、6年ぶりの映画主演作に全力だ。

 バラエティーでの活躍が中心の中居が、役者モードだ。「準備だけは怠らないようにと思った」。ほおはこけ、目尻のしわも目立つ。肩幅も心持ち狭く見えた。ジャケットの下の胸板も薄かった。演じるのは戦時中の一市民。戦地から帰ると戦犯として囚人生活を送る設定だ。バラエティー番組では健康的な笑顔も必要だったが、減量を決意。昨年8月から「体に悪いんですけど、食べないようにした」。起床してから帰宅するまで、水分以外はほとんど口にしなかった。食べてもソバを半人前。「お酒だけはやめられなくて」と自宅で楽しむ晩酌で納豆やめんたいこをつまみにする程度。この日も何も食べていなかった。「つらいと思うこともある」。体重は7キロ減の54キロになった。

 頭も丸めた。召集令状が届いた夜、仲間由紀恵(28)演じる妻に刈られる場面がある。今月11日、都内の撮影所。特訓を積んだ仲間が持つ手動バリカンによって5ミリの長さまでそり落とされた。撮影は一発勝負。スタッフが緊張して見守る中、開始から10分以上が過ぎて「OK!」の声が飛んだ。25年ぶりの丸刈り姿にも「抵抗なんて全くない」ときっぱり言った。

 外見だけでなく、演技も磨いた。映画主演は02年「模倣犯」以来6年ぶり。「芝居には自信がないので」と1月中旬から始まった撮影に備え、昨年12月から福沢監督と1対1の演技リハーサルを徹底的に行った。同監督は中居主演「砂の器」や木村拓哉(35)主演「華麗なる一族」などドラマ界気鋭の演出家。番組収録など多忙だった年末もスケジュールが許す限り撮影所に通いつめた。

 強い意欲は重圧と責任感から生まれた。「私は貝になりたい」はテレビ草創期の58年に黒沢明監督作品を数多く手掛けた橋本忍氏の脚本、フランキー堺さんの主演で放送された不朽の名作。中居は「プレッシャーを感じています。今までの意気込みとちょっと違う。本気でやらなきゃいけないと思っています」。鋭い目つきが強い決意をにじませていた。

[2008年2月20日8時16分 紙面から]

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