ミランダ・カーが、かねて婚約中だった大富豪のエヴァン・スピーゲル氏とついに結婚しました。ピープル誌によると、挙式はスピーゲル氏が所有するロサンゼルスの自宅で行われ、家族や親しい友人ら40名ほどが出席したとのこと。ごく内輪だけの小さな挙式だったようですが、関係者によるとカーはまるでプリンセスのようだったといいます。2013年にオーランド・ブルームと離婚したカーは、翌年にニューヨークで行われたルイ・ヴィトンのパーティーでスピーゲル氏と知り合い、交際に発展。2016年7月に婚約しました。

ミランダ・カー(写真は2016年3月16日)
ミランダ・カー(写真は2016年3月16日)

 気になるお相手のスピーゲル氏は、配信した画像や動画が自動的に消滅する人気アプリ「スナップチャット」を運営するスナップ社のCEO(最高経営責任者)で、弱冠26歳にして総資産5000億円超えと言われています。ロサンゼルス生まれの同氏は、スタンフォード大学在学中に消えるメッセンジャーのアイデアを思いた友人と一緒に現在のスナップチャットの前身となるピカブーを立ち上げ起業。友人3人で始めた会社でしたが、後に友人の一人と対立して会社から追放し、名前を現在のスナップチャットに改めます。2016年に社名をスナップに変更し、今年3月には株式を上場。カメラ付きメガネ「Spectacles」を発売するなど、今もっとも注目される企業の一つです。

 人気モデルと若き実業家の夢のような結婚ですが、ハリウッドには他にも大富豪と結婚した人たちがいます。7人の男性と8回結婚している恋多き女優エリザベス・テイラーの最初の結婚相手は、あのヒルトン・ホテルの御曹司でした。1950年、大手ホテルチェーンの創業者コンラッド・ヒルトンの子息とハリウッドの大スターとの結婚は大きなニュースになりました。人気ハリウッド女優から、モナコ公国の公妃になったのはグレース・ケリーです。1957年、レーニエ3世とモナコ大聖堂で挙式した際の様子は世界中の人たちを魅了しました。

 ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長の甥ネッド・ロックンロール氏と結婚したのは、映画「タイタニック」で知られるケイト・ウィンスレット。ロックンロール氏はヴァージン・グループ内の民間宇宙旅行関連会社ヴァージン・ギャラクティックの幹部で、結婚祝いにブランソン会長から宇宙旅行が贈られたと言われています。50歳で第1子となる男の子を出産して話題になったジャネット・ジャクソンが離婚調停中の夫は、中東で手広くビジネスを展開するカタール人の実業家。離婚に際してジャクソンは、2億ドルの慰謝料をもらうだろうと報じられましたが、資産は1000億円超えと言われています。

 結婚には至らなかったもののマライア・キャリーがかつて婚約していたのは、オーストラリアのカジノ王ジェームズ・パッカー氏。個人資産1000億円を超える「ビリオネア」と呼ばれるパッカー氏は、スナップ社CEOと再婚したばかりのカーの元恋人でもあります。そしてジョニー・デップと離婚したアンバー・ハードの新恋人と言われているのは、電気自動車テスラモーターズのCEOを務める実業家イーロン・マスク氏。オンライン決済システム「ペイパル」や宇宙事業スペースXなど複数の世界的企業を立て続けに創設している天才起業家として知られ、経済誌フォーブスによると資産はなんと1兆6500億円を超すと言われ、ハードは再婚を熱望していると伝えています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)