映画ファン待望のサマームービーの季節がやってきました。今夏も大ヒット作の続編から、話題作まで豪華作品がラインナップされています。ハリウッドで今夏公開されるおすすめ映画を一挙まとめて紹介します。

 ◆「トランスフォーマー/最後の騎士王」 日本公開8月4日

日本のタカラトミーから発売された玩具「変形ロボット」をモチーフにした人気シリーズ第5弾。2007年のシリーズ1作目公開から10年の節目の年に公開される本作は、前4作で監督を務めたマイケル・ベイ監督が再びメガホンをとり、マーク・ウォールバーグが前作に続いて主演。ベイ監督は「最終章の始まり」と語っており、トランスフォーマーたちがなぜ地球にやってきたのかという過去シリーズの謎に迫るストーリーになっています。

 ◆「オクジャ」 6月29日ネットフリックスで配信

韓国のポン・ジュノ監督がメガホンをとり、ジェイク・ギレンホール、ティルダ・スウィントン、リリー・コリンズら豪華キャストで贈るSF映画。田舎で一緒に暮らしていた巨大生物と一人の少女が、現代社会で人々の醜い争いに巻き込まれていく物語は、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを競う長編コンペティション部門に選出されたネットフリックスの話題作。

 ◆「カーズ・クロスロード」 7月15日日本公開

ファン待望のピクサーの大ヒットシリーズ第3弾。中年レーサーとなった主人公マックイーンが華やかな表舞台に再びカムバックするまでの道のりを描いたストーリー。ラモーンやメーター、サリーなどおなじみのメンバーもカムバックし、エモーショナルな展開が繰り広げられます。

 ◆「ダンケルク」 9月5日日本公開

クリストファー・ノーラン監督の最新作は、第二次世界大戦の戦闘の一つで、英国による史上最大の撤退作戦で知られるダンケルクの戦いを描いた戦争映画。「ダークナイト」(08年)や「インセプション」(10年)などで知られるノーラン監督が、実話に初めて挑戦した話題作です。

 ◆「ダーク・タワー」 8月4日全米公開

ホラー小説の巨匠スティーブン・キングの集大成ともいえる長編小説を映画化した作品。主人公、最後のガンスリンガーを演じるのはイドリス・エルバ。仇敵となる黒衣の男を演じるのはマシュー・マコノヒー。

 ◆「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」 今秋日本公開

「猿の惑星:創世記」(11年)「猿の惑星:新世紀」(14年)に続くリブート版シリーズ最新作。地球の支配者として生き残りをかける猿と人間の戦いの裏が描かれる本作は、過去の作品を上回る製作費とスケールでシリーズ最大の戦闘と話題。

 ◆「スパイダーマン:ホームカミング」 8月11日日本公開

マーベルコミックの人気ヒーロー、スパイダーマンの活躍を描く新作。「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」(16年)にも出演するトム・ホランドが、ピーター・パーカーことスパイダーマンを演じ、「アイアンマン」シリーズのロバート・ダウニー・Jrもアイアンマン役で登場。

 ◆「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」 7月28日日本公開

 往年のホラー映画「ミイラ再生」(1932年)と「ハムナプトラ」シリーズをリブートした本作は、トム・クルーズが主演。古代エジプトを舞台に2000年の眠りから目覚めて人類への復讐を開始した王女と対峙するのは、飛行機事故から蘇ったクルーズ演じる主人公。ミイラが次々と襲いかかってくる壮絶なアクションアドベンチャーでも、クルーズはほぼノースタントでアクションシーンを自ら演じています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)