EXILEらが所属のLDHが展開するスクール「EXPG STUDIO」(以下EXPG)とコラボした紙上ダンスレッスン第12回は、基本ステップ「トゥループ」の後編です。前回学んだ下半身の動きを意識しながら、EXPGインストラクターのChangyama(チャンヤマ)とともに上半身も連動させて、かっこいい「トゥループ」に仕上げましょう。【取材・構成=大友陽平、撮影=鈴木みどり】

      ◇       ◇

前回は「トゥループ」の下半身のステップについて学びました。後編の今回は、上半身の動きもマスターして、かっこいい「トゥループ」を完成させましょう!

トゥーループ 上半身の動き
トゥーループ 上半身の動き

まずは腕の動かし方ですが、イメージとしては「腕はベランダに干してある布団を布団叩きで叩くように」動かします。右足を上げた時には、右腕を伸ばして(上半身1)、戻したら(上半身2)今度は左足を上げるタイミングで左腕を伸ばして(上半身3)戻す(上半身4)の繰り返しになります。腕を伸ばす時は、「パーン」っと勢いよく動かすと、よりかっこよく見えます。これに、前回の下半身のステップを入れましょう(全身1~4)。

トゥーループ 全身の動き
トゥーループ 全身の動き

腕を伸ばすタイミングはダウンのタイミングです。前回もやりましたが、足を上げた時にまっすぐ正対した形よりも(悪い例)、腰と肩が引っ張られるような形で、一直線になる感じだと、シルエットがきれいに見えます(良い例)。また、リズムに合わせてあごをひくようにすると、より乗っているように見えます。

トゥーループ 良い例(左)と悪い例
トゥーループ 良い例(左)と悪い例

さて、今回まで「ランニングマン」「ブルックリン」「クラブ」「トゥループ」と基本的なステップを4つやってきました。これらは、応用がたくさん利きますし、これらの基本的な動きについて「シルエットがどうなっているのかな?」とか「足の角度はどうなのかな?」とか細かく追求していくことが、実はダンスが上達していくには必要です。ただ淡々とやっている人と、そうでない人は、1カウントですぐ分かります。ただ、振り付けだけをたくさんやって、ダンスがうまいように感じてしまうこともあるかもしれませんが、基本を大切に、そして磨いていきましょう!

◆Changyama(チャンヤマ)栃木出身。20歳の時に上京し、ダンスチーム「BIGDOGSS(ビッグドッグス)」に所属。EXILE黒木啓司らも同じチームに所属。04年にはEXILEが主演のミュージカル「HEART of GOLD」にも出演。10年から「J.S.B. Underground」にも在籍。EXPGでは17年から横浜校のインストラクターを務め、昨年から東京校に勤務。スクール以外にも、保育園や幼稚園などでも指導している。