長年「ルノアール」を頻繁に利用し(※平均週数回以上、1日数回のこともあり)、現場記者時代から、書いた原稿の多くは「ルノアール発」で、近年は行き先でまず「この土地にルノアールがあるのか、ないのか」を気にするようになってしまった、いわゆる“ルノアーラー”でもあるのだが、昨夜、多くの買い物客でにぎわう新宿3丁目を徘徊していたところ、(明日)12月17日に開店するという「喫茶室ルノアール」の看板を発見し、やや興奮。「ルノアール新宿中央東口店」というらしい。

新宿3丁目エリアを移動していたら17日にオープンするという「ルノアール」新宿東口中央店の看板を発見。200円引きチケットもいただけた
新宿3丁目エリアを移動していたら17日にオープンするという「ルノアール」新宿東口中央店の看板を発見。200円引きチケットもいただけた

新宿エリアでいうと「新宿ハルク横店」「新宿南口ルミネ前店」「新宿南口甲州街道店」「新宿西口1丁目店」「新宿アルタ横店」「新宿3丁目ビックスビル店」「ニュー新宿3丁目店」などと同様、当該「新宿中央東口店」も“地下にある系”のルノアールのようで、ビルの地下1階にできていた。

この「新宿中央東口店」、かなりの好立地だ。ビックカメラとユニクロが合体した「ビックロ」がすぐ目の前で、「新宿マルイ本館」も近く、新宿通りから1本入った路地だが、新宿東口地域の商業エリアのど真ん中という印象。

ところで新宿は「ルノアール」激戦区と言っても過言ではない状況に突入しており、近年次々と新店がオープンしている。新宿駅及び新宿三丁目駅周辺だけでも、ざっと思いつくだけで17店くらいあるはず。これに加え、既存のほかの喫茶店やカフェも多数あるから、「新宿喫茶店競争」はますます過熱しそうだ。

「ルノアール」グループ(※運営会社「株式会社銀座ルノアール」はジャスダック上場企業。株価は14日終値1040円で、この4~5年、ゆるやかな右肩上がりのチャートを描いている)の大きな特徴は、美味しい珈琲やケーキはもちろん、多くの店で落ち着いた空間を作り上げていることと(※一部、座席間が狭い配置の店もあり)、一定の割合で「電源席」があることだろう。

もちろん「ルノアール」によって、個人的に「合う、合わない」はあるが、こうして新店が次々オープンしている中でも、筆者の中でルノアールランキングの“王者”であり続けているのは、歌舞伎町で圧倒的存在感を放ち続けている「新宿区役所横店」である。

個人的に、同店には今年10月に廃止となった深夜営業をいつか復活してほしいが、時代の趨勢だから難しいかもしれない。

【文化社会部・Hデスク】