マライア・キャリー(45)がついに、昨年6月ごろより交際中だったオーストラリア人ビリオネア実業家ジェームズ・パッカー氏(48)と婚約した。パッカー氏は先月21日、ニューヨークでマライアにプロポーズ。総資産38億ドル(約4560億円)、オーストラリアで4番目にリッチな人物といわれるパッカー氏らしく、マライアに贈った婚約指輪もまた、前代未聞の豪華さだ。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、ダイヤモンドとプラチナのリングは、マライアの長年の友人ウィルフレド・ロサド氏のデザインで、35カラットの巨大なエメラルドカットの石の両側に、1カラットのバゲットが二つ付いているという。

 ロサド氏はポスト紙に、「今までにデザインした中でも、最高に難しいジュエリーだった。この時代を象徴する歌姫の一人、マライアの新たな人生の始まりを飾るに相応しい最高にゴージャスな指輪だ」と語っており、女優のケイト・ウィンスレットなどを顧客に持つダイヤモンドの専門家も同紙に、「このサイズとクオリティーのダイヤは、希少。1000万ドル(約12億円)は下らない」と話している。

 ちなみに、これまで話題になったセレブの婚約指輪を見てみると、値段は不明だが、カニエ・ウェストがモデルのキム・カーダシアンに贈った婚約指輪が15カラット。ジェイ・Zがビヨンセに贈った婚約指輪が18カラットで500万ドル(約6億円)。ウィリアム英王子がキャサリン妃ケイト・ミドルトンさんに贈ったダイアナ元妃のサファイアとダイヤの指輪が18カラットといえば、マライアの婚約指輪のスケールの大きさがわかるだろう。

 挙式の日程は未定のようだが、2人はカリフォルニア州カラバサスにある高級住宅街の豪邸で新生活をスタートするらしい。家賃も25万ドル(約3000万円)と桁外れで、シアター、サウナ、ジム付の邸は眺めも抜群のようだ。

 すべてがバラ色に輝いているかに見えるマライアとパッカー氏だが、どちらも結婚はこれで3度目。実はこの2人、それぞれが前のパートナーとまだ離婚していないという状況だ。マライアは、コメディアンで俳優のニック・キャノン(35)との離婚が成立しておらず、パッカー氏も元妻でモデルのエリカ・パッカーとの離婚が成立していない。

 6年間の結婚生活で4歳になる双子をもうけたマライアとキャノンは、婚前協約を交わしていたものの、2014年8月に別れて以来、金銭問題で折り合いがついていない。一方、2007年に結婚し、3人の子供をもうけたパッカー氏夫妻は2013年に別居しているが、オーストラリアの法律の関係上、離婚成立が遅れているらしい。

 そんな中、米情報サイトE!のインタビューで先日、「婚約指輪が重すぎて、腕が上がらない。辛いわ」とジョークを飛ばしていたマライア。挙式はわりとすぐに行う予定であることも明かし、「派手な挙式はしない。美しいけれどつつましい、特別なものにしたいわ」と語っており、すべては順調に進んでいるようだ。

【鹿目直子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「SPY!CELEBRITY」