星組トップスターの柚希礼音が11月22、23日、真矢みき以来、16年ぶり2人目となる東京・日本武道館公演「REON in BUDOKAN」を成功させた。

 「私にとって一世一代のイベントなんで、何よりも楽しんでやりました」

 普段の公演より、特徴的な目を際立たせるシャープなメーク。「超・お客さま参加型」公演にしたいとの公言どおり、観客と一緒にダンス、ハモり、合いの手も入れてもらい、移動型車両で上階席へ近づいた。

 一体感あるステージを実現させ、中盤には宝塚音楽学校入学時から、思い出の写真をスライド上映しながら熱唱。「音楽学校から18年。宝塚に入ってよかった。男役(という仕事)に出会えてよかった」と話すと、感極まったように声を詰まらせる場面もあった。

 自ら作詞した「For good」も歌い、ファンへ感謝のメッセージを送った。【村上久美子】