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パントマイムの神様、M・マルソー氏死去

 「パントマイムの神様」「沈黙の詩人」と呼ばれるフランスのパントマイム俳優の第一人者、マルセル・マルソー氏が22日、死去した。84歳。死亡時の状況や死亡場所について家族はしばらく公表を控えたいとしている。葬儀は近くパリ市内で行われる見通し。フランス公共ラジオが伝えた。

 1923年、フランス東部ストラスブール生まれ。いったん職人になるための学校に入ったが、幼い時からチャプリンらにあこがれていたこともあり、演劇の道に転身。40年代半ばに演出家のシャルル・デュランの門下生となり、エティエンヌ・ドクルーの下でパントマイムを学んだ。

 ピエロを20世紀風にアレンジした役柄「ビップ」を創造。自らのパントマイム劇団を率いて世界各国で公演した。78年にはパリ・パントマイム国際学校を創設。代表的なパントマイム劇にゴーゴリ作の「外套(がいとう)」など。

 歌舞伎や能など日本の伝統芸能に影響を受けたとされ、来日公演も多数。日本のパントマイムの名手で01年に死去したマルセ太郎さんの芸名の由来ともなった。

[2007年9月23日21時15分]

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