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小沢氏がウィーン国立歌劇場の名誉会員に

 ウィーン国立歌劇場の音楽監督、小沢征爾氏(72)が同劇場の名誉会員となり、17日夜、伝達式が行われた。1988年に同劇場でデビューした小沢氏は、2002年から音楽監督を務め、これまでに163回の公演をこなしたことなどが高く評価された。

 チャイコフスキーのオペラ「スペードの女王」公演後に舞台で行われた伝達式には、オーストリアのシュミード文化相も出席。劇場のホレンダー支配人は「オザワはみんなに愛されている」と話し、小沢氏が同劇場で子供向けオペラを始めたことを紹介、小沢氏に証書や指輪などが贈られた。

 小沢氏が「偉大な音楽家や歌手と活動ができて私は本当に幸せ」などと英語であいさつすると、劇場内は大きな拍手に包まれた。

 同劇場の名誉会員は現在、指揮者のリッカルド・ムーティ氏やズービン・メータ氏、歌手のプラシド・ドミンゴ氏、ホセ・カレーラス氏らで、小沢氏は43人目。

[2007年11月18日10時13分]

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