空き巣が増える10月を前に、犯罪防止研究の「ステップ総合研究所」が最新空き巣事情と対策を発表した。

 「秋の行楽で家を留守にしがち」「秋風を入れるために窓を開ける家が増える」などの理由から、10月は空き巣が増えるという。元空き巣によると、家を2周しただけでチェックしたポイントは「隣家との距離」「雑草の伸び具合」「物干しの順番と色」「裏戸の出入り口の汚れ」「衛星TVアンテナの有無」など36にも及ぶ。空き巣の行動はすべて合わせて長くても5分程度、短くて3分。ムダな物色をせず、隠すであろう場所をねらうのが特徴という。ねらう場所は、茶の間、寝室、台所の物入れ、応接間、寝具入れ、押し入れ、トイレ、階段裏の物置き、電話のある部屋など。

 また、英国で行われた「元空き巣50人へのアンケート」によると、約8割の元空き巣が、ターゲットを特定する際に、フェイスブックやツイッターを使うと答えた。位置情報を載せた「旅行中」「今日から1週間ハワイにいます!」などの投稿を検索し、留守にしている人を特定。家は、過去の投稿や名前から正確に割り出すという。旅行先や会社での位置情報アップデートは気をつけた方が良さそうだ。