ジューンブライドの6月に向け、1万円からウエディングドレスを買えることで話題の展示即売会「どれせる」が、東京・五反田の「ゆうぽうと」でスタートした。約700着が集まる日本最大級の催し。

 ホテルや結婚式場で20万円~40万円でレンタルされていたウエディングドレスやカラードレスが、1万円~9万円で販売されている。コストをかけない「スマート婚(スマ婚)」がトレンドとなる中、レンタルで高くつくより買った方が安いと割り切る若い世代に人気だ。経産省の調査によると、結婚した人の約半数が結婚式などのお披露目をしない「ナシ婚」の時代。「記念撮影だけはしておきたい」「ドレスを着てみたい」というカップルにも注目を集めている。

 主催するドレスレビューによると、開催初日の25日には、午前中だけで30着が売れ、試着は2時間待ちという盛況だった。ウエディングドレスを試着した女性は「どれもきれいだし、レンタルドレスがこの値段で買えてうれしい」。演奏会用にカラードレスを買っていく女性も多いという。同社では「結婚式場への持ち込み料を払っても買った方が安い。時代のニーズに応えるイベントとして、たくさんの人にご利用いただきたい」としている。5月1日まで。