お笑いコンビ、爆笑問題の2人が24日深夜、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)に出演。低視聴率のドラマのプロデューサーがツイッターで謝罪したことについて、「主演女優の立場がない」と苦言を呈した。

 同コンビの太田光(49)が「視聴率が悪いドラマがあって、プロデューサーがすべては私のせいです」とツイッターで謝罪した話題に触れた。太田は「俺だったら、『俺のプライドどうなるんだ』と怒る」とし、番組の看板を背負っている女優の体面を気遣った。続けて、「(視聴率が低迷しても)沈黙している(主演)女優が格好いい」と私見を語った。

 太田の私見に対し、相方の田中裕二(50)は「なんとかフォローしたいと思ったんだろう」とプロデューサーをかばいつつ、「主演女優の立場がない」と太田に同調した。

 また、田中はドラマの視聴率が悪いことがニュースになり、「今期最低のドラマ」などと言われることに「本当にやめればいい」と力説。低い視聴率を伝えることに「何が得なんだ」と苦言を呈した。

 さらに、太田が過去にドラマの視聴率が悪いことで主演女優が謝罪した例を挙げると、田中は「謝る必要は100%ない。何で謝るの?(ドラマを)見たくない人は見なければいい」と語気を強めた。田中は「無理やり(ドラマを)見させられている訳じゃない。世間に対して謝る必要はない。謝られると(そのドラマを)見ている人も余計嫌な気持ちになる」とさらに熱を込めた。

 最後に太田が「スタッフ側が言い訳し出すのだけは、勘弁して欲しい」と語り、出演者の立場を思いやり、この話題を締めくくった。

 同番組内では当該のドラマについて、タイトルは出されなかったが、同ドラマはTBS系「まっしろ」だと思われる。同ドラマは16日、番組公式ツイッターでプロデューサーと思われる人物が「今更、言うまでもないことですが、結果において、すべて責任は僕にあります」と低視聴率で話題にされていることを謝罪した。

 同ドラマはプロデューサーの謝罪後、初の放送が24日にあった。この日は第7話が放送されたが、前週の6話の視聴率5.9%を下回り、4.6%(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。

 第7話放送後、同ドラマの公式ツイッターは更新されたが、特に視聴率について触れることはなく、スタッフが「残り3話ですね。寂しい限りです」と最終回までの思いをしみじみとつづっていた。