ロンドンで25日開かれた英音楽祭「ブリット・アワード」の授賞式で、米歌手マドンナ(56)がステージ上の階段から転げ落ちるハプニングがあった。

 英BBCなどによると、トリで登場したマドンナは黒いマントをまとい、階段を上りながら「リビング・フォー・ラブ」を熱唱していた。ダンサーたちがマントを脱がそうと、引っ張ったところ、ひもがほどけず、マドンナは階段の3段目から引きずり下ろされるように背中から転落した。しかし素早く立ち上がると、一部の歌詞を飛ばしただけで最後まで歌い続けた。

 終了後、写真共有アプリ「インスタグラム」にアルマーニのマントの写真を掲載し、「私の美しいマントがきつく結ばれ過ぎていたみたい。でも何も私を止められない。愛が私を本当に引き上げた。皆さんの励ましに感謝します。私は大丈夫」とメッセージも書き込んだ。

 米歌手アダム・ランバート(33)は「素晴らしいパフォーマンスだ。マドンナ! あなたは本物のプロでレジェンドだ」と絶賛。俳優マリオ・ロペス(41)も「あんな風に転んで歌い続けるアーティストはいない。よくやった、マドンナ」とツイッターに投稿している。(ニューヨーク=鹿目直子通信員)