宮沢りえ(41)が、最優秀主演女優賞を受賞した。「紙の月」では、若い恋人に入れ揚げ、横領に手を染める銀行員を演じた。

 この日は舞台出演のため、授賞式での登壇はできなかったが、優秀女優賞受賞が発表されると、場内に喜びのビデオメッセージが流れた。

 「(会場に)いられず残念でしたが、うれしく思います。私の歴史の1ページです」。今作が7年ぶりのスクリーン復帰作だったが、ブランクを感じさせない怪演。代理で登壇した吉田大八監督は「彼女が7年も空いてしまったらもったいない」と、継続的な映画出演を希望していた。